ボール回しの倫理
こんばんは。せのろんです。
ワールドカップ、日本代表が決勝トーナメント進出しました。
そのための、ポーランド戦の終盤のボール回しが賛否両論を巻き起こしています。
これは、帰結主義と義務論の対立であると考えます。
帰結主義は結果により善し悪しを判断し、義務論は行為そのものによって善し悪しを判断します。
なので、ボール回しに関して、良い結果をもたらしたという面では、帰結主義から見ればよい行為であったと言え、卑怯な行為であるという面で義務論から見ればよくない行為であったと言えるわけです。
このように倫理的な問題で議論が分かれるときには、そもそもの立ち位置が違うことが多いと言えます。
そこを見失い議論しても並行線になるだけです。
また、このような意見が分かれるときに、絶対否定するという人も一定数います。
なので、意見の背景にある倫理観の議論をすることが、お互いの立ち位置を確認するためにも必要ではないでしょうか。