日本一ゆるい中小企業診断士のブログ

経営についてゆるく書いていきます。

「である」から「べき」は導けない

こんばんは。せのろんです。

 

昨日、高校生が「子供はスマホを持つべきか、持つべきでないか」と討論していたのをテレビで観ました。

私も考えてみたのですけど難しい問題と思いました。

なぜなら、「べき」って何だろうと思うからです。

 

スマホの特徴や、子供の状況をいくら積み上げても、それを持つべきかどうかは、子供にどうなってほしいのかという価値感によって変わってくると思うのです。

その価値観というのは、どうなってほしいか、という思いでしょう。

このように、「である」という事実判断から「べき」という価値判断は導くことができず、「べき」というためには、何かしらの価値観が前提にならなければならないのです。

 

事実判断から価値判断は導けない、ということは「ヒュームの法則」として知られています。

 

これは経営についてもいえます。

判断には事実に基づく必要があるのですが、実際の行動の選択において経営理念などの価値観が必要なのです。