攻めの終身雇用
こんばんは。せのろんです。
終身雇用をどうするかという議論があります。
終身雇用は守りの制度なので、これからの時代には安定を求める守りの制度はふさわしくないという意見を今日見ました。
私はむしろ、終身雇用は攻めの制度であると思うのです。
なぜなら、人を長期で雇用することは、強みを醸成し高い価値を生み出すには適しているけども、時代の変化から取り残される恐れがあり、いわばハイリスクハイリターンの制度であるといえるからです。
短期的に人を入れ替えると、組織は軽くなるので時代に適応しやすくなりますが、競合に負けない強みを形成することが難しくなるでしょう。
どちらかがよいかは、企業によるでしょう。
まさに組織は戦略に従うという言葉の通りです。
守りだからよくない、安定はよくない、チャレンジしろ、失敗を恐れるな、という言葉は威勢がよく、やる気を引き起こす面ではいいのですが、組織設計はじっくりと考えていきたいものです。