めんどくさいという動機
こんばんは。せのろんです。
私の好きな小説、アルベール・カミュの「異邦人」では、主人公が「太陽のせい」で人を殺します。
今回、小説より不可解なことが起きてしまいました。
病院の看護師が、患者を殺したという容疑で逮捕されたのですが、その動機を「家族に説明をするのが面倒であった」と供述しているとのことです。
この容疑者を擁護する意図はないのですが、めんどくさいという動機については、そういうこともあり得ると思いました。
なぜなら、我々が欲するサービスはめんどくさいことを代わりにやってくれたり、楽にしてくれるということだからです。
AmazonもGoogleも、めんどくさいことをめんどくさくないようにしてくれているのです。
世の中便利になればなるほど、耐性がなくなり些細なことでもめんどくさがりになるのかもしれません。
めんどくさくないようにしないのではなく、めんどくさを感じないようにすることが大事かもしれません。