事実と理屈
こんばんは。せのろんです。
エスカレーターの正しい乗り方は、片方を開けないで手すりを持って乗る、ということは周知の事実であります。
急ぐ人のために片方開けるという乗り方は正しくなく、そもそもエスカレーターの上を歩くということは危険と言われています。
しかし、だれしも正しいことを知りながら、現在の乗り方が事実上のルールとしてあり、守らないといけなくなっています。
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。
忙しい人のために片側空けないと混むから、とか、効率が良いなどと言う人がいますが、そういう理屈は後からいくらでも付けられるのであって、重要なのは「事実として行われている」ということではないでしょうか。
事実が先で理屈は後、なのです。
日本人は同調圧力があって、なんていうのもただの理屈でしょう。
既成事実化してしまうことは、正しさを主張しても変えることは難しく、それを擁護する理屈はいくらでもでてくるのです。