日本一ゆるい中小企業診断士のブログ

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デフレ時代の戦略

こんばんは。せのろんです。

 

ケンタッキーフライドチキンが好調との報道がありました。

なんでも既存店舗の客数が20%増えて、売上高も5.1%伸びたとのこと。

 

何をしたかというと、ランチメニューの導入を図り、既存店舗の集客を高めたようです。

ランチに低価格セットを提供して集客を図ったうえで、既存顧客を固めることで売り上げを増やしたのでしょう。

 

ただの値下げしたのではなく、「特別の日に食べるもの」というものから、「普段食べるもの」というように商品の立ち位置を変えたことが重要なのだと思います。

ケンタッキーは大企業ですから、安定した品質を大量に供給するという強味があります、だからこそできる戦略でしょう。

 

ただ、値下げをしていることが気になります。

ランチタイムのお客さんを奪われた会社があるかもしれないからです。

デフレ時代の戦略としては正しいのでしょうが、経済規模を縮小させてしまうかもしれないという心配はあります。